内容简介
法隆寺、日光東照宮、東大寺等300におよぶ神社、仏閣をとりあげ、世界に誇る日本の古建築を観賞の立場から斗組、蟇股・妻飾木鼻・虹梁などを豊富な図版と写真で詳細に解説している。 また建築の構造、様式の時代的な変遷を建築史の立場からもとらえている。 ----------------------------------------------------------------------------------------------------------- 昭和47年から49年にかけて『古建築装飾文様集成《草木編》・《鳥獣編》・《風月編》』と題して発刊された3冊をカラー化して、平成元年に『古建築の細部文様』と題して一冊にまとめて刊行した。本書は長らく品切れであった『古建築の細部文様』を復刻し、求めやすい価格に改定して出版。 京都や奈良、滋賀、鎌倉などに...(展开全部) 法隆寺、日光東照宮、東大寺等300におよぶ神社、仏閣をとりあげ、世界に誇る日本の古建築を観賞の立場から斗組、蟇股・妻飾木鼻・虹梁などを豊富な図版と写真で詳細に解説している。 また建築の構造、様式の時代的な変遷を建築史の立場からもとらえている。 ----------------------------------------------------------------------------------------------------------- 昭和47年から49年にかけて『古建築装飾文様集成《草木編》・《鳥獣編》・《風月編》』と題して発刊された3冊をカラー化して、平成元年に『古建築の細部文様』と題して一冊にまとめて刊行した。本書は長らく品切れであった『古建築の細部文様』を復刻し、求めやすい価格に改定して出版。 京都や奈良、滋賀、鎌倉などに残る古い建築物。全体的に紹介されることはよくあるが、それらを構築している細部の意匠まで詳しく解説している本はほとんどない。 本書は細部の文様の多くをカラー写真で掲載、また巻末にはデザイン要素を線画に起こして収録。 建築を勉強する方にはもちろん、デザインに興味がある方にもおすすめの内容。 ----------------------------------------------------------------------------------------------------------- 京都とその周辺には、日本の代表的な古建築が密集している。私は幸いに、そういった京都に生まれ育ってきた。そして古建築の美に魅せられたあまり、その研究を一生の仕事とするようになった。必ず出される質問には細部意匠とその時代的特徴に関するものが多かった。本書はそんな点について、初学者の方を対象にかなり詳しく解説してみたつもりである。 古建築に関する意匠を学ぶ者にとっては、バイブル的存在の1冊である。意匠のことに関してこれほどまでに細部にわたり説明されている書物は類を見ない。彼の独断的解釈も認められるが、そこには意匠に対する近藤の愛と熱意を感じる。専門書ではあるが、一般の読者にも一からわかる様に丁寧に説明がされており、読み進むにつれ深く入り込んでいく。ここには古建築の解説だけではなく、それを通してものを見て思考するということは、どういうことなのかを感じさせてくれるとともに、古建造物の魅力を余すところなく伝えてくれる。 近藤 豊 明治42年、京都市に生まれる。昭和15年京都大学工学部建築学科大学院卒業。京都大学工学部建築学教室嘱託、滋賀県立短期大学建築科教授、大阪教育大学家政学部教授、摂南大学工学部建築科主任教授、滋賀県大津市文化財専門委員、工学博士。平成6年5月24日逝去、享年85歳。大阪市一心寺本堂および納骨堂設計監督、京都本能寺厨子設計、京都市城南宮本堂内部意匠設計、鎌倉市安国論寺鐘突堂設計、和歌山県玉津島神社復元監督、京都市聖ヨハネ教会名古屋明治村移築監督、岡山県明王院多宝塔設計監督、など他多数の設計監督(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)2100433B